しかし、1974年の夏頃には、スウィートはチャップマンとチンによるコントロールから離れようと思うようになる。そして、1975年にはメンバー4人が共作したオリジナル曲「フォックス・オン・ザ・ラン」が全英2位・全米5位の大ヒットを記録して、西ドイツのチャートでは1位を獲得し、スウィートのシングルとしては「リトル・ウィリー」以来のミリオンセラーとなった。続く「アクション」も、やはりメンバー4人の共作で、この曲は後にデフ・レパード等にカヴァーされている。1976年に発表されたスタジオ・アルバム『甘い誘惑(Give Us a Wink)』には、チャップマンとチンの楽曲は含まれず、収録曲のほとんどがメンバー4人の共作で固められた。 解散~再結成