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新垣勉( あらがき つとむ )



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新垣勉( あらがき つとむ )

仙客來的香味

真綿色した シクラメンほど清しいものはない
出逢いの時の 君のようです
ためらいがちに かけた言葉に
驚いたように 振り向く君に
季節が頬をそめて 過ぎてゆきました

うす紅色の シクラメンほどまぶしいものはない
恋する時の 君のようです
木もれ陽あびた 君を抱けば
淋しささえも おきざりにして
愛がいつのまにか 歩き始めました

疲れを知らない子供のように
時が二人を追い越してゆく
呼び戻すことができるなら
もっと沢山の歌詞は ※ Mojim.com
僕は何を惜しむだろう

うす紫の シクラメンほど淋しいものはない
後姿の 君のようです
暮れ惑う街の 別れ道には
シクラメンのかほり むなしくゆれて
季節が知らん顔して 過ぎてゆきました

疲れを知らない子供のように
時が二人を追い越してゆく
呼び戻すことができるなら
僕は何を惜しむだろう