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木根尚登



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木根尚登

吉祥寺へ帰る

Lyricist:木根尚登・藤井徹貫
Composer:木根尚登

昼間から「いせや」へ行き 冷酒を舐める
シロは塩でと決めている 風まかせのくせに

髪も髭も白く頬の皺は深く 老ぼれ背中まるまる
ギターだけ抱え
旅から旅へと うたい歩き
唄い疲れ 夜汽車に乗る

雨の日も「いせや」へ行き コップ酒を舐める
池の波紋を眺めては くちずさむブルース
たまには一見の若い彼氏と彼女を冷やかし乍ら 馴れ初めを訊く
ギターだけ抱え
町から町へと 唄い歩き
唄い疲れ ここへ帰る
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近頃も「いせや」へ行くと そんな貴方が
姿見せると耳にする 何年経っても
忘れ難きあなた ひとりここに残し そろそろ旅に出ようか
ギターだけ抱え
さすらい ただよい 唄い歩き
唄い疲れ 貴方を想う

旅から旅へと 唄い歩き
唄い疲れ 夜汽車に乗る

町から町へと 唄い歩き
唄い疲れ ぼくはどこへ
ギター抱え 帰る